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(ダーリングハーバー・オーソリティーの財務は独立採算か)
州政府と一緒になっており、州政府から補助金をもらい収入は州政府に入っている。
(各施設の土地、建物の所有者は誰か)
国立博物館は国が建設したものであり、土地は州政府が国に99年間リースしている。マーケットプレイスやホテルは土地をオーソリティーが民間に99年間リースし、民間が建物を建てている。
(モノレール建設へのオーソリティーの関与は)
モノレール建設には特別法が作られた。モノレールの一部はオーソリティーの管轄区域外を通るが認可権はオーソリティーが与えている。
計画は、民間側から公共軌道の必要性が出され、当初動く歩道も提案されたが検討の結果、TNT杜のモノレール建設が最終案となった。
TNT杜は600万ドル投資しており、駅の一部は民間ビルに乗り入れている。一定以上の乗客数になればTNT杜からオーソリティーにリース料が支払われることになっているが、現在のところまだそこまでに至っていない。
(日本でも近年いくつかのウォーターフロントで水族館が建設されており、建設当初は好評で入場者も多いが年々減少する傾向にある、継続的に入場者数を確保する方策はあるか)
ダーリングハーバーには元々小さな水族館があったが、年々入場者数が減少していた。集客力向上のため施設を増やしてきており、地元客は減少しているが、観光客が増えており、当地区で水族館のみ年間100万人以上を集客している。
’97年にはアイマックスシアター、セガワールドがオープンするが、観光客が水族館にも立ち寄ってくれるかどうか心配している。
[その他]
今回の共同研究事業の最終レポートの作成要領について打ち合わせを行った。

 

 

 

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